黒留袖からワンショルダーのイベント用マーメイドドレスへ
お客様がお持ち込みしてくださった着物をほどいて、ドレスに仕立て直しました。元になったのは裾の花柄とキジ鳩（？）の模様が華やかな黒留袖。アンティークの着物だったにも関わらず、状態がとても良くて、表にも裏地にもほとんどシミがありませんでした。
柄合わせはお客様がお任せとのことでしたので、トップス部分はシンプルに黒のみ、裾にかけて着物と同じ様に模様が入るように作りました。ピタッとしたワンショルダーがイベントにぴったりです。裾にかけてはゆるやかなマーメイドのシルエット。裾が床についてから少し引きずるよう、トレーンもつけています。
黒留袖は洋服に仕立て直すと本当にサマになる着物だと思います。まず、黒っていうところが◎。目立ちすぎず、地味すぎず、大人女子には最適です。着物は縮緬のシルクを使うと、マットな質感が上品です。
私は製作中に次に作るもののアイディアが色々浮かんでくるのですが、これを作りながら、黒留袖リメイクでVネックノーカラーのロングジャケットにして、裾に少し柄を入れたら、とか妄想していました♪ ジャンプスーツにするのも良いですね。ドレスを中心に作っていましたが、秋に使えるジャケット系にも着物リメイクの製作の幅を広げていけたら、と思っています。
見る
Disneyプリンセスのようなエメラルドグリーンカラードレス
元のデザイン画はこちらです。オーダーメイドドレスではまずご希望のお写真を色々見せていただき、ヒアリングをした後に私がスケッチをしてデザインを擦り合わせていきます。スケッチと実際にお作りしたドレスの色が違いますが、スケッチ後に色変更があったからです。このようなサテンは色々な色味を取り揃えておりますので、生地のサンプル帳からご希望の色をお選びいただけます。
ジャマイカ・プレイン(Jamaica Plain)で古着屋巡り
こちらは欲しかった刺繍用の枠。スタンドがついていて、楽に刺繍できそう・・・すごく欲しかったけど、スーツケースに入らなそうで断念。涙。５ドルでした。
センターストリートから少しそれると住宅街に入ります。車で来たらここら辺でストリートパーキングを見つけると◎。2時間以内なら無料で停められるところが見つかります。住宅街の家々もどれひとつ同じデザインのお家はなくて、全てにキャラクターがあって素敵。1800年代後半から1900年代前半に建てられたと思われる家々が、私が昔住んでいたフィラデルフィアのペンシルバニア大学近郊のエリア、ユニバーシティシティ(University City)に似ていて懐かしさに浸っていました。ボストンて、色々な意味でフィラデルフィアに似ていますね。街の作りなどが。丸い出窓や煙突、ガーデンチェアが置かれた玄関横のポーチなど、なんだかおとぎ話に出てきそうなお家ばかりでわくわくします。