
レースのブライダルグローブを短くする縫製方法
スカラップレースが繊細な総レースのロンググローブのお直しをしました。海外のサイトから購入されたグローブだそうですが、お直し屋さんに行っても何軒も断られたそうです。結局使用されるぎりぎり前にVivat Veritasにご相談に来られたお客様。レースの縫製はサテンやシフォンのような他の生地のようにミシンで直線縫いしてしまうと、レースの模様に線が入ってしまい、綺麗に仕上がりません。ぱっきり「お直ししましたー!」的なまっすぐラインが入ってしまうだけではなく、ミシン縫いするとツレが出たりする可能性もあります。レース生地のお直しはちょっとコツがあって、一度覚えればレース生地の縫製は怖くなくなるので、こちらでシェアしたいと思います。
1. 短くする部分をカラー糸でマーキングする

全体的に9センチほど短くしたかったので、最初に付けた袖口から16センチの線からさらに9センチのところに並行になるように直線を糸で印付けします(印B)。これで印付けは完了です。
2. 印Aからグローブ口側にはみ出ないように、レースのモチーフに沿ってカット

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3. カット完了

4. グローブ口部分(①)のモチーフの裾を、細かく縫う

5. 縫い終わったレースグローブをひっくり返し、中表にする

カットし終わり、表に返します。お直しの線がほとんど目立たないと思います!
いかがでしたでしょうか?手作りウェディングドレス教室では、この様な生地に合わせた縫い方も丁寧にお教えします♫詳しくはこちらから。
嬉しいお言葉いただきました♪
“グローブ確認致しました。とてもキレイにお直しして頂きありがとうございました。確かによ〜く見ると繋ぎ目がわかりますが、ほとんど気になりません。まして、お直しを知らないゲストが遠目で見た場合、全く気付かないと思います。
迅速かつ完璧に仕上げて頂き、大変感謝しております。
一度は返品も検討していたので、使用出来るのがとても嬉しいです。
本当にありがとうございました。”
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