Albany Institute of History & Art
ニューヨークの州都のアルバニーに寄ったついでに美術館(アルバニーインスティチュートオブヒストリーアンドアート)寄ってきました。アメリカ独立に貢献したハミルトン、レンセラーファミリー、スカイラー姉妹の展示がありました。アルバニーにはレンセラーというアムトラックが停まる駅があって、何度か以前利用したことがあったので、この家族を記念して作られた駅なのか!と合点がいきました。
スカイラー三姉妹を中心にした展示が一番興味深く見れました。姉妹とはいえ、それぞれ全く違った人生を歩んだ3人、アンジェリカ(Angelica Schuyler Church)、エリザベス(Elizabeth Schuyler Hamilton)、マーガレット( Margaret (Peggy) Schuyler Van Rensselaer)。ひとりは30代でなくなり、またもうひとりは90歳まで生き、アメリカ独立のために夫と奔走するなど、その当時の女性の生き方を見るのは興味深かったです。
歴史も面白いですが、私が一番惹かれたのは洋服の展示。その当時のサイズの小さかったこと!マネキンがサイズ5号ぐらいなんじゃないか、と思うほどの小ささでした。
特にこの白いコットンに同色で刺繍をふんだんに施したドレスが素敵でした。当時は全て手縫いでやっていたのでしょう。何時間かかるんだろう・・・
このモチーフも今後の洋服作りの参考にしたいと思いました。
刺繍で描かれた絵などもありました。刺繍を習うことは、その当時の上流社会の女性の嗜みだったんですね。私は19世紀の小説を好んでよく読みますが(ジョージ・エリオットとか、好きです)、小説の中でも、お客さんを応接中に手元のカゴにやりかけの刺繍の作品などが描かれていて、ああ、実物はこんなだったんだと感動していました。下記の写真の刺繍は一本どりの糸でとても繊細に施されています。ちなみに、アメリカの美術館は写真オッケーなのも嬉しいです。