5月15日から始まっております「渋色モード 着物リメイクコレクション」の展示の様子をアップします。
展示中日の19日にはファッションショーを行いました。20着全て違うドレスをモデルさんが着て歩くショーは初めての試みでした。ショーの様子は写真が上がり次第、随時アップデートしていけたらと思っています。
今回の展示会は空間デザイナーの高橋デビッドさん、イラストレーターのErica Wardさんとコラボの3人展。デビッドさんはインスタレーション、Ericaさんは水彩画、私は着物を資材にしたリメイクドレスと、3人とも違うミディアムを使うことによって、展示に面白みが出せたのではないかなと思っています。
空間デザイナー高橋デビッドさんのインスタレーション。白を重ねて質感を出しています。着物ドレスはカラフルなものが多かったので、白との対照が取れた空間になっています。
今回のインスタレーションは藤棚と花札の「藤と短冊」の札からインスピレーションを得ています。藤棚からは日本の5月の気候の爽やかさを、花札からは博打に使われてきたことによる如何わしさを感じることができます。その相反する要素を共存させることによって、僕が思う和を表現しています
1階のギャラリーで展示しているのは6点の洋服と6点の水彩画たち。
洋服1点1点に対になるように、イラストレーターのエリカ・ワード(Erica Ward)さんが着物をリメイクした洋服を元に、イラストを描いてくださいました。
今回のアートとファッションのコラボレーション展示となる「渋色モード」では、ここに展示のVivat Veritasの着物ドレスに使われている生地から直接に刺激を受け、ペイントしてミニシリーズを作成しました。
5月19日のファッションショーのモデルを務めてくださった秀美さんとギャラリーオーナーの服部さん。
着物ドレスを、セカンドハンドの着物から、解いて、アイロンをかけ、洋服に作り上げる過程のビデオを短くまとめてみました。
ウェディングドレスの製作の片手間に始めた、着物リメイクドレスの製作。
生地の長さの関係で、大体1つの着物につき1点から2点のみしか作れないので、ほとんどが完全オリジナル。着物を手に取って、どのような形に生まれたがっているかを考えるのは、製作過程の中で一番わくわくする時です。