真っ白のドレスをオフホワイトに!
最近は韓国製や中国製の安価なウェディングドレスがオンラインで手軽に手に入るようになりましたね。安く買えるのはうれしいですが、縫製が雑だったり、返品、変更などのサポートシステムがしっかりしていなかったり、スマホのスクリーンで見たカラーと実際のカラーが全く違った!なんてハプニングがあったりすると聞きます。
オンラインでドレスを買ったけれど、色が気に入らない!とドレスをお持込されたお客様の案件をご紹介します。
ご購入されたドレスは下の「BEFORE」です。ストラップレスのドレスの上にオーガンジーのトップスが重なったデザインです。スカート部分もサテンの膝丈ドレスにオーガンジーのレイヤーが重ねてあります。ドレスの色は思ったより白かったそう。蛍光灯を連想するような白でした。私が日本人の方にドレスをお作りする場合は大抵オフホワイトをお勧めしています。少し黄味がかかったホワイトの方が、日本人の肌に馴染みやすいからです。
こちらのお客様はDIY精神でまずは染めてみよう!とコーヒーを使って染めに挑戦。きっとシルクやコットンなどの天然素材でしたら色が入ったと思うのですが、こちらのドレスはポリエステルでしたので色がほとんど入らず。どうしよう?ということでご相談に来られました。
色変更のご提案プラン
私がご提案した変更計画はこちらです。
- オーガンジーの長袖トップス部分を外す
- トップス部分にオフホワイトのサテンとレースを重ねて色変更
- オーガンジーのスカートを外し、代わりにオフホワイトのサテンとシフォンを重ねる
ガーデンウェディングをご計画の花嫁様に、フォーマルな雰囲気のオーガンジーよりは、ナチュラル感が出るシフォンのスカートをお勧めしました。すとんとしたとろみが出ます。
変更内容が決まったらドレスを分解!
大まかなパーツを外し、元のドレスを元に、重ねるドレスの型紙を写し取ります。写真では違いが見難いかもしれませんが、下の写真がオフホワイトのレースを重ねたところです。
ドレス色変更 完成
後ろの編み上げのリボンもドレスにマッチした色で作り直しました。
花嫁様の結婚式当日のお写真はこちら。