チュールは扱いづらい?縫い方のコツをお教えします♪
Vivat Veritas Bridal (ビバベリタス・ブライダル)のChieです。
オーダーメイドでウェディングドレスをお作りしていますが、最近、お客様がオンラインで購入されたウェディングドレスをリメイクする機会がありました。イメージはオリヴィア・パレルモのウェディングドレス。NY出身のソーシャライツらしく、上品さを保ちながらもトレンドを意識したツーピースのドレスです。
今回のリメイクでは、既存のドレスのトップス部分をとって、スカートのみとして着れるようにしました。その上で裾をハイ&ローにしました。ウエストバンドは裏地だった生地を使って、少しギャザーを入れて仕上げました。トップスはお客様がご用意いただいたニットで。
スカートの生地はチュール。
チュールスカートを縫っていて、気づいたことをシェアしたいと思います。
ソフトチュール 生地 50cm単位 |
チュールを使ったドレスをキレイに縫うコツ
1.縫い代はロック(ギザギザ)をかけない
一般的に、生地の裾は一度直線縫いをした後、ロックまたはジグザグミシンをかけて端処理をしますが、チュールの場合は透けて見えてしまうのと、ほどけることもないので、ロックはかけません。
私はたいていの場合は縫い代1㎝で縫いますが、チュールのスカートを縫う場合は縫い代を3㎝と多めにとって、直線縫いをした後片方に倒します。その方が1㎝の狭い幅の縫い代よりも表から目立ちにくいです。
2.アイロンの温度に気を付ける
チュールを扱う際は、アイロンの温度に気をつけます。いきなり高温でかけてしまうと溶けちゃったりするので。
最初は低温で、大丈夫そうだったら少し温度を上げて、ピタッと縫い代が倒れるようにプレスします。
当て布をしながらアイロンをかけるのもお勧めです。
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3.スカートの裾始末はマネキン上で長さを調節後、ロータリーカッターで調節する
スカート丈はいつも長めに+マネキンに着せてもしくはハンガーにかけて天井から吊って(丈が長い場合はこちらが◎)長さ調節+ロータリーカッターで切端がぎざぎざにならないように整えます。
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リメイク前のドレスの裏地を使って、太めギャザーのウエストバンドをつけました。
過去のリメイクの案件はこちらやこちらもご覧ください。